
2025/3/2 sun
Concert 滋賀
ギタリスト 西垣正信 ギターリサイタル
不朽の名曲、
シューベルト「冬の旅」
Franz Peter Schubert "Winterreise"
全曲をギターソロでお届けします。
ここでしか聴けない、特別なプログラムを。
S higa 滋賀
フィガロホール
(滋賀県大津市)
・2025年3月2日(日)
15時開演(開場14時15分)
※14時30分からプレトークがございます。
シューベルトや冬の旅について、
ギタリスト西垣正信と
若手音楽家の佐上善昭さんが
愉快なトークでお届けします。
・会場:フィガロホール
(滋賀県大津市中庄1丁目16-14)
京阪電車石坂線「中ノ庄」駅から徒歩2分
・料金:全席自由席
一般 3,500円 学生 2,000円


プログラム
「 冬の旅 Winterreise 」
【第1部】
1. Gute Nacht(おやすみ)
2. Die Wetterfahne(風見の旗)
3. Gefrorne Tränen(凍った涙)
4. Erstarrung(氷結)
5. Der Lindenbaum(菩提樹)
6. Wasserflut(溢れる涙)
7. Auf dem Flusse(川の上で)
8. Rückblick(回想)
9. Irrlicht(鬼火)
10. Rast(休息)
11. Frühlingstraum(春の夢)
12. Einsamkeit(孤独)
【第2部】
13. Die Post(郵便馬車)
14. Der greise Kopf(霜おく頭)
15. Die Krähe(烏)
16. Letzte Hoffnung(最後の希望)
17. Im Dorfe(村にて)
18. Der stürmische Morgen(嵐の朝)
19. Täuschung(まぼろし)
20. Der Wegweiser(道しるべ)
21. Das Wirtshaus(宿屋)
22. Mut(勇気)
23. Die Nebensonnen(三つの太陽)
24. Der Leiermann(辻音楽師)
Why?
シューベルト作曲「冬の旅」の全曲をなぜ、ギターで演奏するのか。
-西垣正信 より
私は中学校で、すばらしい音楽の先生に巡り合いました。その師はシューベルトやラヴェルの美しさを音楽への尊敬をもって全身で伝えてくださいました。
この歌曲集「冬の旅」も私はその教室で知りました。
年月を経て、私はこの十年あまり、ひとりで演奏をするあらたなプログラムを造ることに没頭してきました。
聞いてくださる皆様の応援のお陰で、その仕事も終盤に近づき、多くの声楽家と演奏をしたこの歌曲集を手掛けることにしました。
失恋に凍りついたエゴに苦しむ少年が死の淵から微かな悟りの光を見出す世界を、12〜3才の私は、この歌曲集で前もって人生の疑似体験しました。
シューベルトが大星雲のような質と量の作品を生み出した二十歳代、私の二十歳代はシューベルトの光を追い「アルペジョーネ・ソナタ」や「冬の旅」などの編曲に没頭していました。
当時上梓した歌のギター・旋律楽器とギターなどの私の編曲著作は今では幸い世界各地でのコンサートの定番としてつかっていただくようになりました。
31歳で早逝したシューベルトの年齢を自身が越え、そこから遠ざかると地球から離れていく人工衛星から見る地球のように、シューベルトの描く青春が「遠く小さく」見えるようになるのでは、と懸念していたのです。
しかし、ちがいました。物語に描かれた世界は少年のエゴの世界に留まるのではなく、儚い存在「根源としての命」つまり宇宙そのものを歌っていることに気がつきました。
シューベルトを聞き演奏をすることは、鉱山の深いトンネルのその先の硬い岩盤に埋め込まれた真の無邪気の輝きを発見することでした。
無邪気の赤子がひとりで誕生するように、二百年前「冬の旅」が生まれいでた時がそうであったように、無邪気の音楽も「只一人」でないと実現ができないことがあります。
この「冬の旅」がシューベルトの心に生まれた時のように、「歌い手のいない歌曲」を実現することにします。
私は、音楽としての冬の旅を知ることで「ひとりの少年」として「ひとりの老楽士」として「いち羽のカラス」としての生命を生かされました。
Why?
シューベルト作曲「冬の旅」の全曲ギター独奏について。
-西垣正信 より
私は中学校で、すばらしい音楽の先生に巡り合いました。その師はシューベルトやラヴェルの美しさを、音楽への尊敬をもって全身で伝えてください、この歌曲集「冬の旅」も私はその教室で知りました。
年月を経て、私はこの十年あまり、ギター独奏の新たなプログラムを造ることに没頭してきました。
聞いてくださる皆様の応援のお陰で、その仕事も終盤に近づき、多くの声楽家と演奏をしたこの歌曲集を手掛けることにしました。
失恋に凍りついたエゴに苦しむ少年が死の淵から微かな悟りの光を見出す世界を、12〜3才の私は、この歌曲集で前もって人生の疑似体験しました。
シューベルトが大星雲のような質と量の作品を生み出した二十歳代、私の二十歳代はシューベルトの光を追い「アルペジョーネ・ソナタ」や「冬の旅」などの編曲に没頭していました。
当時上梓した歌のギター・旋律楽器とギターなどの私の編曲著作は今では幸い世界各地でのコンサートの定番としてつかっていただくようになりました。
31歳で早逝したシューベルトの年齢を自身が越え、そこから遠ざかると地球から離れていく人工衛星から見る地球のように、シューベルトの描く青春が「遠く小さく」見えるようになるのでは、と懸念していたのです。
しかし、ちがいました。物語に描かれた世界は少年のエゴの世界に留まるのではなく、儚い存在「根源としての命」つまり宇宙そのものを歌っていることに気がつきました。
シューベルトを聞き演奏をすることは、鉱山の深いトンネルのその先の硬い岩盤に埋め込まれた真の無邪気の輝きを発見することでした。
無邪気の赤子がひとりで誕生するように、二百年前「冬の旅」が生まれいでた時がそうであったように、無邪気の音楽も「只一人」でないと実現ができないことがあります。
この「冬の旅」がシューベルトの心に生まれた時のように、「歌い手のいない歌曲」を実現することにします。
私は、音楽としての冬の旅を知ることで「ひとりの少年」として「ひとりの老楽士」として「いち羽のカラス」としての生命を生かされました。
どんな演奏?
今から200年前に遡る19世紀にヨーロッパで製作されたギター演奏家の第一人者として、その時代の素晴らしい音を今に響かせています。
楽器の調律も当時のものを再現し、弦もガット弦を使用するなど、今まで耳にしたことのない音色。高度な演奏技巧を用いているにも関わらず、ただ作曲家が書き残したかった本質的な美しさだけを浮彫りにする演奏。
西垣ワールドと称されるその演奏は私たちを作曲家が見ていたその世界へと誘う、特別な音楽です。
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2023年7月リリース
新アルバム
J.S.バッハ 「4つのリュート組曲」への評
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ガット弦によるギターの音色が実に素晴らしい。
重量感があり、幅広い表現力を生かした演奏には貫禄すら感じられる。
聴きなれた曲なのに全く新しい作品のよう。
聴く者の心に深くしみ込んでくる。至福の時を楽しんだ。
(金澤正剛)2023年9月21日朝日新聞